YKK体感ショールームに行ってきました
ご無沙汰しています。
意匠設計事務所アトリエ・ヒューテックの関です。
先週末、新しく出来たYKKの体感ショールームにクライアントと共に行ってきました。その名のごとく実際の性能を体感出来る画期的なショールームです。
目で実感するゾーンでは、通路に面して取り付いている15タイプのサッシュがその外側にある厳しい環境により冷たくなったり結露したり、それをサーモカメラで一同に逐一モニターしています。写真に有るように出来るだけ全体が赤いのが優れています。ペアガラスのスペーサーの影響がいかに大きいかという事が新しい発見でした。サッシュ本体同様にアルミより樹脂の方が格段に優れていて、ガス入りの有無よりスペーサーの素材の方が影響が大きい事が分かりました。(以前、ペアガラスの空気層の厚さが6ミリから12ミリになる事でガラスの仕様以上に性能が上がっ
たように)
写真は撮る事が出来なかったのですが最後の体感ゾーンでは、実際の部屋に入り、壁や床、サッシュを触って外部の影響を体感できます。2020年の義務基準はいかに頼りないか改めてわかりました。器の性能はやはり法規準まかせにしないで、自分たちで考えて決める事が本来の設計者の姿勢という考えは間違いないようです。
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